宇宙と雨窓の端に溜まった雨粒を撫でた。思ったよりも冷たくない。指が濡れただけ。ワンピースで拭う。水色の生地に水が染み込んだ所だけ濃い青になって、それが水色に戻っていくのはまだか、まだか。 「ごめん、」 彼が来た。遅刻のことならもう先にメールで…
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